お知らせ

「2代目セルシオ、9代目クラウンロイヤル、マークX……マイチェンでここまでやるか? トヨタ&レクサスカー5選」

トヨタとその高級車ブランド・レクサスは、単なる「マイナーチェンジ」以上の大幅な改良を施すことでも知られています。通常、マイナーチェンジ(フェイスリフト)はデザインの小改良や機能の追加にとどまりますが、トヨタとレクサスの一部車種では、その範囲を超えた驚くべき変更が施され、もはや「フルモデルチェンジ級」とも言える変貌を遂げることがあります。今回は、そんな大胆なマイナーチェンジが施されたトヨタ&レクサスの名車5選を振り返ってみましょう。

1. 2代目レクサス・セルシオ(2000-2003)

初代セルシオが日本市場でセンセーショナルなデビューを果たした後、2000年に登場した2代目セルシオもまた、レクサスの名にふさわしい高級セダンとして絶大な人気を誇りました。ところが、2003年のマイナーチェンジでこの2代目セルシオは驚くべき進化を遂げます。

外観ではヘッドライトやグリルのデザイン変更が目を引きますが、内部ではエアサスペンションの改良、ハイブリッド技術の導入(セルシオ ハイブリッドとしての展開はありませんでしたが、後のレクサスLSに続く技術開発の礎となった)、さらには静粛性や乗り心地に関する大幅なアップグレードが施されました。このマイチェンによって、セルシオはより洗練された高級車へと進化し、レクサスブランドの確固たる地位を築く一助となりました。

2. 9代目トヨタ・クラウンロイヤル(2001-2003)

日本の高級車市場をリードし続けてきたクラウンシリーズの9代目も、2001年に登場。エレガントで落ち着いたデザイン、快適な乗り心地で支持を集めました。しかし、2003年のマイナーチェンジではその範囲を超えた改良が加えられました。

外観ではフロントグリルやリアランプの刷新に加え、より流麗なデザインに進化。また、内装には高級感が一層強調され、運転支援技術や安全機能の充実が図られました。特にトヨタが誇るセーフティ技術が追加され、9代目クラウンロイヤルは、運転の快適さだけでなく、安全性も大幅に向上させたのです。

3. トヨタ・マークX(2004-2009)

マークIIの後継車として登場した「マークX」は、トヨタのスポーティセダンとして新たな時代を切り開きました。2004年に登場した初代マークXは、スポーティかつエレガントなデザインで人気を博しましたが、2007年のマイナーチェンジでは特に大胆な変更が行われました。

ヘッドライトの形状がより鋭利になり、グリルやバンパーのデザインもスポーティさを強調するものに変更。さらに、エンジンやトランスミッションの改良により、パフォーマンスが向上。内装も高級感を増し、装備の充実が図られました。この大幅な変更により、マークXは一層スポーティなキャラクターを強化し、ドライバーに走る楽しさを提供するモデルとして再評価されました。

4. レクサス・RX(2012-2015)

レクサスの高級SUV「RX」は、世界中で人気を誇るモデルですが、特に2012年のマイナーチェンジでは、大胆なデザイン変更が話題となりました。初代からの滑らかなデザインは、マイナーチェンジで大きく変わり、レクサスの象徴ともなった「スピンドルグリル」が採用されました。

外観の変化だけでなく、内装の質感や快適性も向上。さらに、ハイブリッドモデルのRX450hは、燃費性能と走行性能のバランスがより改善され、レクサスのフラッグシップSUVとしての地位をさらに確固たるものとしました。

5. トヨタ・プリウス(2009-2011)

ハイブリッドカーの代名詞とも言えるトヨタ・プリウス。3代目プリウスは2009年に登場しましたが、2011年のマイナーチェンジでは、デザインと技術の両面で大きな改良が加えられました。

外観ではヘッドライトやバンパーの形状が変更され、よりアグレッシブな印象に。また、内装にはエコドライブを支援する新しいインフォテインメントシステムが追加され、ハイブリッドシステムの効率もさらに向上しました。このマイチェンにより、プリウスはさらに進化したエコカーとして、世界中での人気を不動のものとしました。

終わりに

トヨタとレクサスは、単なる「マイナーチェンジ」の枠を超えた革新を幾度となく実施してきました。これらの車両は、デザインや機能だけでなく、技術的な進化によって、時代を超えて愛される名車となりました。今後もトヨタとレクサスの「マイチェン」による驚きの進化を楽しみにせずにはいられません。

Copyright © 2025 Four A フォーエース All rights reserved.