「とにかく走りが好き！」というドライバーにとって、余計な装備を省いた純粋なドライビングマシン、いわば「素うどん」的なクルマは大いに魅力的です。最新の車には多くの快適装備やテクノロジーが搭載されていますが、モータースポーツやサーキット走行を楽しむために特化した「モータースポーツベース」車両は、余計なものを排除し、走りに集中できる一台です。ここでは、安価で手に入れられるモータースポーツベース車両5台を紹介します。

1. トヨタ 86 RC

「トヨタ 86」は、ピュアなドライビング体験を追求したスポーツカーとして人気を博していますが、その中でも特に「RC」グレードは、モータースポーツベースとして設計された素うどん的なモデルです。RCは、快適装備や内装の一部を排除し、最低限の機能に抑えることで、車両重量を軽くし、価格を抑えています。これにより、サーキットでのカスタマイズがしやすく、チューニングのベース車両としても最適。走行性能を最大限に引き出すための一台として、モータースポーツ愛好者に支持されています。

2. スズキ スイフトスポーツ（ZC33S）

軽量コンパクトでありながら、スポーティな走行性能を誇る「スズキ スイフトスポーツ」は、コストパフォーマンスに優れた一台です。特に、モータースポーツベースとしての「素うどん的」な選択肢として評価が高いのが、このモデル。ターボエンジンと軽量シャシーの組み合わせにより、峠やサーキットでの走りが楽しめる一方、価格も比較的手頃で、入門用のスポーツカーとして非常に人気があります。余計な装備は必要なく、走りの楽しさを追求するには最適な選択です。

3. ホンダ シビック Type R Limited Edition

「ホンダ シビック Type R」は、その高いパフォーマンスと実績で有名ですが、特に「Limited Edition」モデルは、走りに特化した限定車として注目されています。このモデルは、軽量化のためにエアコンやインフォテインメントシステムなどの装備を削減し、ドライバーがサーキットでの走行に集中できるように設計されています。シビック Type Rの優れたハンドリングとパワーをそのままに、素うどん的なシンプルさが際立つモデルであり、熱狂的なファンにはたまらない一台です。

4. マツダ ロードスター NR-A

「マツダ ロードスター」は、オープンカーとしての爽快なドライビング体験を提供しますが、特に「NR-A」グレードはモータースポーツベースとして設計されています。車体の軽さを最大限に活かし、サーキット走行を前提としたサスペンションチューニングやLSD（リミテッド・スリップ・ディファレンシャル）を標準装備することで、コーナリング性能が際立っています。このモデルは、シンプルな装備と純粋な走りの楽しさを追求したまさに素うどん的な車で、アマチュアレーサーにも愛されています。

5. 日産 フェアレディZ NISMO

「フェアレディZ」は日本を代表するスポーツカーですが、「NISMO」バージョンはさらに高性能なモデルとして登場しています。NISMOモデルは、サーキットでの使用を念頭に置き、エアロダイナミクスの向上や足回りの強化が施されており、ドライビングのポテンシャルを最大限に引き出しています。内装もシンプルで、運転に集中できる仕様となっているため、ドライビングスキルを試したいドライバーにはうってつけです。

まとめ

「素うどん」的なクルマ、つまり余計なものを排除し走りに特化したモータースポーツベースの車両は、走行性能にこだわるドライバーにとって理想的な選択肢です。今回紹介した5台は、それぞれが独自の特長を持ちつつ、いずれも「走りの楽しさ」を追求したモデルです。価格も手ごろで、カスタマイズのベース車両としても優秀なこれらの車は、サーキット走行やカスタマイズを楽しむ方にとって最適な選択肢となるでしょう。